日本で医師免許を取得するためには大学の医学部に進学して、医師免許を取得しなければいけません。
現状において、医学部で学ぶ内容はがん治療だと手術や放射線治療など、いわゆる西洋医学で、東洋医学に関して体系化して学ぶことはありません。
医師免許を取得するための国家試験でも東洋医学は蚊帳の外です。
こんな現状ですから、西洋医学しか学んでいない医師が漢方薬を処方するのは疑問が残ります。
しかし、西洋医学では対処できないでいるアレルギー、膠原病、メンタル系の病気で苦しんでいる人も多いのも事実であります。
西洋医学に見放された患者が東洋医学専門の漢方クリニックに行くのもよくわかります。
私もそうでした。
さて、漢方クリニックに行ってみて感じたのですが、医者の力量いかんにかかってくる思います。
具体的に言うと、患者の体質を見極めることができるかどうかです。
症状別に漢方薬を処方するのは野球をするとき、テニスボールを使うようなものです。
患者の体質を見極める、証の見極めといいますが、これは名人の職人芸の世界です。
いくら、経験を積んだ医師といっても間違えることは当たり前です。
間違えた場合、お金の面で損をしたことになります。
命の問題ですから、お金はいくら使ってもいいでしょうが。
このように漢方クリニックにも落とし穴があることを体験として感じたので、ちょっと紹介しました。