でもそれ以外には大人しくしていれば問題はなかったので子供だった自分には退屈すぎる時間でした。外出も許されていなかったためする事は病院内をうろうろするくらい。散歩は認知症の予防にも効果的です。
夜も9時消灯で皆で見ることが出来る広間にあるテレビも消されてしまうので人気番組を見れずその間の話に退院した後は全く付いていけませんでした。
食事は薬の影響もあるので胃に優しいおかゆ。
しかしおかずは納豆等おかゆとは合いそうもない内容の物で受け付けません。
医師の目を盗んでおかしでも食べようものならすごい剣幕で怒られるのでびくびくしながら食べてました。
ただ後になって知ったのですが、食はある程度は考慮してくれるとのことで
おかしも申請すればOKとのことでした。全ては徹底した栄養管理等バランスを考えて自分のためにしてくれていた事だったのでそれに気付けず申し訳なかったなと。
そうしてるうちに容態も落ち着き退院の日。
待ちに待った家に入った瞬間、喉をイガイガが襲い激しく咳き込み。
喘息は埃が大敵と言われ母が掃除をしていてくれたのですがそれでも足りていないようでした。
病院と比べて明らかな空気の違いに驚いたのを覚えています。
これまでの当たり前が突如として自分を苦しめる毒になりえることがある可能性がある。
それらを回避するには一つ一つを理解しなければならないこと。
先を考えると頭が真っ白になりそうでしたが言い方を変えれば、接し方さえ誤らなければ病気と上手く付き合っていけると言うこと。
当時相談に乗っていてもらった医師には大きく感謝しています。
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